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「I'm not saying that's what i deed,」その3(「ナイト&デイ」より)

MY DVD:「ナイト&デイ:KNIGHT AND DAY(2010年劇場公開)」発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメント株式会社 FDDC-41778

お久しぶりです。
誠に申し訳なく、しかしちょっとずつですが、続けようと思ってます。
お陰さまで、随分前にアクセスのトータルが2万軒を越えました。現在22740軒ほどになっています。1日当たりの平均アクセス数は12.39です。これは、2006年9月からのものですが、最近の過去4ヶ月では、1日29件となっています。平均訪問者数としても20件になっています。決して多くはないのですが、ずっと落ちないので、驚いています。
ほんとうにありがとうございます。
でも、最近映画みてませんねぇ。まったく。
では、活劇エンターテイメントの続きの続きです。

身につけているもの
絶体絶命のピンチに、再び薬で意識を失うジューン。先に申しますと、このあとすぐに、三度(みたび)ジューンは意識を失います。主人公が3度も気を失うというのは、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」ですでに経験済みとは言え、これまた先に申し上げますと、最後にはロイが意識を失うことになるのですが。
とにかく、目覚めたとき、南の見知らぬ島で、水着姿に変わっていたら、そりゃあ、女性としてただ事じゃないですよね。
なのに、ロイの返事と来たら。
ま、救いは正直なところでしょうか。え、救いじゃない? 失礼しました。
「私、何着てる?」
「ビキニ。南の島だぞ。」
「どうやって着たの?」
「僕は訓練を受け、真っ暗闇でも、安全ピンとチョコだけで、爆弾を解体できる。着替えさせるなんて、楽勝さ、何も見ずに。ちょっと見たけどね。」(日本語字幕より)
「What am I wearing?」
「A bikini. We're in the tropics.」
「How did I get in the bikini?」
「June, I've been trained to dismantle a bomb in the pitch black with nothing but a safety pin and a Junior Mint. I think I can get you in and out of some clothes without looking. I'm not saying that's what I did, but...」(英語字幕より)
<語句のおさらい>
「the tropics」で「熱帯地方」。
「get in」は通常、建物や車などに「入る」ことに使われます。辞書では同じ意味の「go in」との比較で、「入るのに何らかの努力を伴う場合、またその努力が実を結ばない場合、get inが好まれる」とされてました。ここでは、ジューンが着ているものに驚いて質問したことに対する、南の島に”来ている”(We're in the tropics.)というロイの返事に、どうやってビキニを”着ている”(get in the bikini)ことになったのかを問う、”in the ~”の表現の韻を踏んだセリフとなっている感じです。
「dismantle」は、「取り壊す、分解する」。
「bomb」は「爆弾」。
「pitch」は「タール・原油などの蒸留後に残る黒い粘性物質」。舗装道路に使われているコールタールは、「coal tar pitch」のことのようです。「coal」は「石炭」、「tar」は「黒い粘着性物質」。「pitch」と「tar」は親戚ですね。ただ、「black as pitch / 真っ黒な」という表現がpitchにはあります。
「a Junior Mint」は日本語字幕にもありますように、チョコレートのことのようです。「Tootsie」のホームページを観ますと、「Junior Mints」ファミリーのチョコレートが並んでいます。商品名は複数形の「Mints」となってますが、セリフではたった1個のということなので、単数の「Mint」となったのではないかと想像します。
「get you out of ~」。「get you in and out of some clothes」は、「get you in some clothes」と「get you out of some clothes」が合わさった言葉ですが、「you」という目的語を持つ他動詞としての「get you out of ~」にも、「get in」に「着せる」という意味がなかったのと同様、本来は「脱がせる」という意味はなく、「出す」ってことになります。
<せりふのおさらい>
「何、私の着ているのは?」
「ビキニ。僕たちは南に来てるんだ。」
「どうやって、私はビキニを着てるのかしら?」
「ジューン、僕は真っ暗闇の中で爆弾を分解できるよう訓練されているんだ。それも安全ピンとジュニアミント1個でね。僕は見ないまま君に服を着せたり脱がせたりできると思うよ。それが実際に僕がやったことを言ってるわけじゃないけど、...」

67年型グランプリ
激怒してジューンは、ロイのワイシャツを羽織って、島の反対側に走り出します。すると、胸ポケットにロイのiPhoneが。住所「5326 AMAPOLA ROAD」が示され、黒い大きな車を磨く男の姿が映し出されます。車に詳しいジューンは一目見てその車がなんであるか、分かったのでした。
「67年型、グランプリ。」(日本語字幕より)
「That's a '67 Grand Prix.」(英語字幕より)
ここで、ジューンが観た車は、ポンティアックの高級パーソナルカー、グランプリの67年型。ポンティアックのイメージリーダーカーとして人気を博した車だったようです。

簡単に抜けられるマジシャンの手
話を戻しますと、それと同時に、ジューンのバッグの中の携帯電話も鳴り出します。うかつにもジューンはそれに出てしまうのでした。
先に進むジューンでしたが、無人島の1コマ漫画にでも出てきそうなほどの、小さな孤島。すぐに反対側に出てしまいます。
戻ってきたジューンは怒りがおさまりません。感情にまかせてなぐりかかるジューンですが、ロイに背後からつかまってしまいます。
「放して。」
「簡単に抜けられる。教えよう。”マジシャンの手”だ。手のひらを下に向けて、勢いをつけ、手を下に伸ばし、お尻を突き出す。」(日本語字幕より)
「Let me go.」
「You can get out anytime you want. I'll show you. Hands like Houdini. Turn your palms down, and all at once, throw your hands to the ground and your hips back.」(英語字幕より)
<語句のおさらい>
「Houdini」はフーディニと読むのでしょうか、脱出もののマジックが得意のかつてのマジシャンのお名前のようです。現在は彼の名のマジックグッズのショップが有名なようです。
「palm」は「てのひら」。
「all at once」は、「同時に」、あるいは「突然、だしぬけに」ともありました。
<せりふのおさらい>
「放して。」
「君が望むいつでも抜けられる。教えるよ。フーディニ風の手だ。手のひらを下に向け、そして同時に、両手を地面に向けて投げ出し、お尻をうしろへ。」

列車の中でマジシャンの手
ジューンは南の島で、ミニヘリコプターなんぞ乗れないと拒絶して、はたまた意識を奪われます。気がつくと、アルプスに向かう列車の中。事情が分からないまま敵の手に落ちたジューン。早くも習ったばかりのフーディニの手を使うときが来ました。
「”マジシャンの手”。」(日本語字幕より)
「Hands like Houdini.」(英語字幕より)

ほとんど息継ぎせずに
凄腕の殺し屋との格闘も、ロイと、開発者の高校生サイモンと3人で乗り越え、ホテルにたどり着くのでした。
しかし、スパイごっこの終焉はほろ苦いものになりました。
夕食前に出かけると言うロイを尾行すると、怪しい美女と会い、極秘発明品を武器商人に売り渡そうとしていたのです。しかも、突如現れたCIAと名乗る人たちの見せるビデオでは、ロイとの出会いでさえ、彼の演出であり偶然ではなかった。
CIAに取り囲まれて逃走するロイ。
ロイは追い詰められて、ビルから河に落下。
遺体はみつからないまま、時は過ぎ、ジューンは日常に帰った。おだやかな朝の目覚めを迎え、妹の結婚式にも立ち会うことができた。
ただ、精魂込めて組み立てた父の形見の車を、意外なことに妹は欲しがっていなかったのでした。
工場の中の、そのきれいに仕上がった車の前で、ジューンは妹たちには、車ではなく家をプレゼントすることを打ち明ける。
ふと、目にとまった見慣れない車。
「いい車ね。」
「Gボディ・グランプリ。どの車より長いボンネットだ。」(日本語字幕より)
「This just come in?」
「G-body Grand Prix. Longest hood in history.」(英語字幕より)
(「This just come in?」は「来たばっかり?」でしょうか。「見かけない車ね」くらいの感じでしょうか。)
それはグランプリだった。
グランプリ。確か、ロイのiPhoneで見た車。
ロイの隠れ家か?
現実から非現実に連れ込まれたジューン。しかし、ジューンの中で、非現実が現実として甦り、非現実のジューンが新たなジューンとして甦るときがきたようです。
果たして、そこはロイのご両親の住む家でした。ロイの若き日の写真。ロイは戦死したことになっていた。
しかし、おかあさんのある一言で、ジューンは、あのとき河に落ちたロイが生きていることを確信するのでした。
「イーグル・スカウトよ。水泳がとても得意だったわ。湖を泳いで横断できたのよ。ほとんど息つぎせずに。」(日本語字幕より)
「He was an Eagle Scout. This was taken the day he got that swimming badge. He could swim clear across Lake Sunapee with practically one breath.」(英語字幕より)
<語句のおさらい>
「Eagle Scout」は前回ご説明しました。
「This」は、星条旗を背にした若き日のロイの写真(picture)を示します。
「take a picture」で「写真を撮る」。そこで、「This was taken the day ~」は、「この写真は、~の日に撮られた」になります。
「clear」は副詞として使われることがあるようです。意味は、「完全に、すっかり」。例文として、「swim clear across the lake:湖を横断して泳ぎきる」とありました。
「practically」には、副詞として直後の語を修飾して、「ほとんど、やや誇張して言えば」という意味を持ちます。面白いですね。
「breath」は、「息、呼吸」。
<せりふのおさらい>
「イーグルスカウトだったのよ。この写真は、息子が水泳バッジを得た日に撮ったの。湖を泳いで横断できたわ。ほとんど一息で。」

では、また。

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